幻夜

2007年5月26日 読書
 東野圭吾の作品が好き
ぶっちゃけおもしろければ誰のでも好きなんだけど
ただ、読み終えたあとも正体不明のモヤモヤに悩まされたことって東野圭吾の作品くらいな気がする。

おれね。秘密が好きなんだ。

って、紛らわしいな。「秘密」て作品ね。普通の秘密はあんまり得意じゃない。あけっぴろげに言っちゃうからなあ。

まあ、そんなんはいいのよ。
広末と小林薫で映画化もしたやつね。

5年位前かな、京都で買ってさ。旅先なのに暇あったら読んでた。
あの時もすっげえええええ〜〜〜〜モヤモヤ感があってさ。
登場人物の行動がすげえ納得行かないとかさ。
なんでそういう選択なのとか。イロイロあんじゃん?

そういうことについてネットで友達になった子と当時話したんだよね。
あの頃はよくそういう風に話をしてたな。
音楽についてもイロイロと話したっけ。

なんで最近そんなに小説読まなくなって音楽も新しいの聞かなくなってきたんだろう。頭ん中腐ってんのかもしんねー

まあ、そんな自己分析はいいや。

でね。幻夜
これにも相当ウンウンやられちゃったな。

一言で言うなら 面白い でいい。
面白い?って聞かれたら素直に「うん」って答える
けど、読み終えたあとにモヤモヤすんの。

白夜行の続編だっていうの聞いたせいからかな?
なんてのも思ったんだけど、仮にそれ知らなくても十分おもしろいし、やっぱりモヤモヤしちゃうと思うんだ。
それはやっぱ今回の作品のメインの女が悪の華みたいに書かれてるからなのかな。


うん。
好きっていう気持ち、つーか恋愛感情ってやつ?それってのはさ。いい年こいてこんなん言うのキメーんだけど、すげえキレイなもんだっていうことをバカみたいに信じたいんだわ、おれ。

もちろんさー?きれいなだけでなくってドロドロとした部分、独占欲とかね。そういうのもあるけども。
全部ふっくるめて、誰かのことをそう言う風に思えるのって
自分にとって特別だって思える人を見つけれるのってよ〜
やっぱきれいなもんじゃね?みたいに思う。


そういう自分の思いがあるからモヤモヤが激しいよ。
だって、東野圭吾の書く女は悪女なんだもん。
でも、だからこそ魅力的に感じるんだろうね。
そしてそれに振り回される男に感情移入して辛くなるわけ。


自分にとって特別な人の力になりたいとかさ。
そんな相手の特別な人間になりたいって思い、誰だってあるじゃない。
おれも思ったことあるよ。
おれはガキだからさ。
結構前まで、自分の気持ち伝えれば、相手のこと想っていれば気持ちは通じるんだって単純に信じてて。
特別になれる。みたいに思っててさ。恋愛偏差値低いからね。
でも、そんなのは希望とか期待であってさ。
期待があっさり裏切られることなんか世の中に溢れてる話じゃん?



泣くよね



だから本読んで苦しい気持ちになるし、悲しくもなるわけ。
切ないってやつ。

もちろんそれだけじゃないんだけども。
ま、とにかくイロイロと揺さぶられたよ。
また続編出るなら読みてーな
 何を幸福かと思うのは人それぞれだよね。
おれにとって、実現するのを想像するのが困難で、もし実現したらそれはホントに奇蹟なんじゃねえか?って思えるのって大好きな人に大好きって思われることなわけだけど。それが叶ったとしたら、ホントに幸せなんだろうな。
 
 自分に自信のないおれだから、愛されるっていうのを想像できないのよ。
 
 そんな気持ちのときに読んでる本が犬飼恭子ですよ。モロシンクロ。や、小説の主人公には恋人がいるし、自分のことを普通って言ってるけど、結局は世間的に特別な存在として見られるんだよね。それでも、気持ちの部分がすげえ理解できてしまいましてね。せつねーじゃねえか!って電車の中で読みながら目頭押さえてました。
 
 
 
 どうにもこうにも涙腺緩いなあ、ここのところ

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